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テーブレゥへの旅を考えている読者のために、かの地への出入りについて詳細に記しておくことにする。

記録に残らない程以前より、テーブレゥの空間のひび割れ(以下、ゲートと記述)は神殿の深部に隠されている。

この神殿は北方の険しい雪山にひっそりと存在する。


神殿を出ると、最寄りの集落まで半日ほど山を下ることになる(ここでは人間の所要時間を記載している)。

天候も変わりやすいため、雪山を下るための準備を十分に行うことを強く勧める。

神殿には月光の番人が存在するが、これについては第一章の説明を読むとよいだろう。

ノブレゥを始め西部の月稀人の食事は、私が愛するあの美しい穀物畑の穀物を主食としている。

青白い光は収穫すると失われてしまうが、それでも月の力を豊富に含んでいるため彼らの身体に適しているそうだ。

味は小麦に近いが、パンは少し硬かった。 過酷な環境ゆえか、あまり食文化は発達していないようだ。

テーブレゥは気温が低く、雪深い地域も多いが、平野は比較的気候が穏やかだ。

過酷な山岳地帯とは違い、そこには柔らかな自然の風景があった。

月夜の下、穀物畑は淡く青白い光を放ちながら風に揺れていた。

私が最も愛するかの地の風景である。

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